日向大神宮の歴史と見どころ
静かな境内は平安時代にタイムスリップしたよう
「日向大神宮」は、京都最古の宮の一つ。歴史は顕宗天皇の代(五世紀末 ころ)に日向から勧請されたのが始まりという、たいへん由緒ある神宮です。
その昔は「京の伊勢」と呼ばれ遠い伊勢神宮の代わりに参拝する人で賑わったといいます。日向大神宮には「内宮」と「外宮」があり、上にある内宮には、天照大神と三女神(多紀理毘賣命(たぎりひめのみこと)市寸島比賣命(いちしまひめのみこと) 多岐都比賣命(たぎつひめのみこと)、下にある外宮には瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と天御中主神(あめのみなかぬし)が祀られています。また、内宮外宮のほかに数多くの境内神宮があります。

境神宮のひとつ、「戸隠神社」は、くぐると厄がはらわれるという「天の岩戸」。結構勇気がいる感じの雰囲気を放っていますが厳かな気持ちでくぐりましょう。

紅葉の隠れた名所
不便でわかりにくい場所にあるため訪れる人は少なく観光地化されていない静かな雰囲気が宮の神聖さをいっそう高めていてとても素敵です。とくに紅葉スポットとして隠れた名所として知られています。人気のない場所で紅葉狩りを楽しみたい方、そもそも人混みが苦手な方は、訪れてみる価値があります。
日向大神宮を含む京都のおすすめ紅葉スポットについてはこちら。

夕方の参拝はちょっと怖い
谷にあるため日は早めに暮れます。夕方になると参道も周囲も人気がなくなって暗くなっちゃうのでいろんな目に見えないものが活発になっていくような気配がします。行くなら大人数か、午前から昼過ぎくらいまでにしておきましょう。また、市街地よりも気温が低いので防寒対策をお忘れなく。
日向大神宮の詳細情報、アクセス、地図
住所:京都府京都市山科区日ノ岡一切経谷町29
電話番号:075-761-6639
拝観時間/営業時間:
拝観料・料金:無料
公式サイト
バス
:京阪バス15、17系統 蹴上より徒歩10分
電車
:地下鉄 東西線 蹴上(けあげ)徒歩10分